ホーム金型製作の流れ

金型製作の流れ

金型とは

金型は上下一対の構造でものを作り出すための道具です。それは同じ製品を同じ品質で大量に、安く、速く作ることを可能にします。
当社が製作している金型設備は自動車のシャーシ部品を生産するためのものが多く、下記にいくつかご紹介いたします。

複雑な形状の製品が多くありますが、鉄の性質を利用し、曲げや絞り、穴あけなど何種類もの加工方法を組み合わせて1枚の鋼材から目的の製品形状を作り出します。

それでは金型の製作工程を見ていきましょう。
排気系部品
シートクッション部品
タイヤとサスペンション、車体をつなぐ部品

解析と工程設定

シミュレーションソフトの活用による不具合の予測と対策、成形性の検証を行い、工程の妥当性を確認します。これにより、総合的な低コスト・短期間での金型製作も可能となります。
シミュレーション
カラーマップ
カラーマップ

設計

シミュレーション結果をもとに、求められている機能性や特性を考慮し、レイアウト図・組図・部品図を設計します。「加工しやすい部品、造りやすい金型を低コストで設計する」がモットーです。
金型上型平面図
レイアウト
設計室

部品加工

CNC機用の最適なプログラミングを行います。また段取り治具の活用やマニュアル加工機との組み合わせを考慮し、時間とコストの無駄を最小限におさえた加工を追求しています。
加工工場
段取り
部品加工

組立・トライ調整

機械では加工出来ない部分をハンドワークで仕上げ、金型を組み立てていきます。またプレス機でのトライでは、成形性・機能性を確認し、最終的な製品精度と生産性の向上を目指します。
磨き
金型組立
トライ調整

測定

主に三次元測定機による寸法測定や形状評価を行います。製品が仕様通り作られているか、合格レベルに達しているかを判断します。
当社は、製造工程において各担当者が責任を持って品質保持に努めていけるよう確かな測定技術を身に付けることを目標としています。
検具測定
接触式3次元測定機
非接触レーザー3次元測定機
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